意思決定・確率思考のノート

迷いを、技術に。

確かさのない世界で、どう賭け、どう選ぶか。判断そのものを検証してきた視点から、迷いを一つずつ技術に変えていく⁠—⁠—静かに書きためる場所です。

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SCROLL

振れ幅と、大数の法則

勝つ見込み55%の賭けでも、一回ごとの結果は大きく揺れる。けれど回数を重ねるほど、平均は期待値に近づいていく。

だから一回の結果で、自分の判断を採点しない。見るのは、この藍の一本の行き先。

思い込みを外す
  • さっき勝ったから、次も勝てる。hot hand
  • ここまで外れたから、そろそろ来る。gambler’s fallacy
  • うまくいった。だから正しかった。resulting
  • ここで降りたら、もったいない。sunk cost
  • 取り返さないと、終われない。tilt
  • みんな買っているから、大丈夫。herding
  • 自分の読みは、当たる。overconfidence

思い込みを外すと、判断に残るのは

期待値と、賭け金と、回数だけ。

勝ちが続いても、負けが続いても、この三つは変わらない。変わるのは、いつも自分の頭のほうだ。

いい判断でも、悪い結果は出る。だから、結果だけにとらわれず、賭け方を磨く。

GIANtSTEP

良い判断(勝つ見込み65%)悪い判断(勝つ見込み35%)見込みの数字は、説明のために置いた仮の値です。

良い判断50回のうち17回は、結果が悪かった(不運)。悪い判断50回のうち15回は、結果が良かった(まぐれ)。

  1. 正解を探しすぎて動けない⁠—⁠—完璧な準備を待つ癖を「7割で動く」賭けに変える

    動けないのは情報不足でなく、正解が確定するまで待つ癖。正解探しと条件整理を分け、7割で見切って直せる形で動く三つの線を渡す。

    2026.08.12判断の技術 4分
  2. 決められないのは、選択肢が多いからではない

    一つひとつは合理的に選んでいるはずなのに、肝心なところで決めきれない⁠—⁠—そんな感覚はないだろうか。

    2026.08.11判断の技術 4分
  3. うまくいかない時期に、決め方まで崩さない

    うまくいかない時期に入ると、正しく決めていたはずの自分の判断まで疑いたくなる⁠—⁠—そんな経験はないだろうか。

    2026.08.10判断の技術 5分
  4. 選択肢が多いほど決められない⁠—⁠—数を減らす前に、物差しを一本にする

    選べないのは選択肢が多いからでなく、比べる物差しが揃っていないから。全選択肢を同じ尺度で測り直す三つの問いを渡す。

    2026.08.10判断の技術 4分
  5. 経験があるのに新しい場所で空回りするのはなぜか⁠—⁠—古い水を移し替えない判断

    昇進して役職が一つ上がった。あるいは、転職や異動で新しい場所に移った。経歴は厚くなったはずなのに⁠—⁠—以前より判断が重く、なぜか空回りしている。そんな感覚に、心当たりはないだろうか?

    2026.08.09判断の技術 4分
  6. 「もったいない」で降りられないのは、払い終えた金を賭け金に数えているから

    「もったいない」の正体は埋没費用を賭け金に数えていること。過去の投下分を勘定から外し、先の期待値だけで張り直す三つの問いを渡す。

    2026.08.08判断の技術 4分
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